Q5.消費税の納税額はどのように計算するのですか?

消費税納税額の計算方法の原則は、「預った消費税」から「支払った消費税」を差引くことにより計算します。

消費税の納付税額=課税期間中の課税売上等に係る消費税額(預り消費税)-課税期間中の課税仕入等に係る消費税額(支払い消費税)

具体的に以下の例で計算してみましょう。
*消費税は正確には、国税(6.3%)部分と、地方消費税(1.7%)部分を別々に計算することになりますが、単純化するため税率8%で計算しています。

(単位:万円、税込経理)

課税取引 4,320
仕入高(課税) 1,728
人件費(不課税) 1,000
経費 (課税) 1,080
経費 (非課税) 20
差引き利益  492

預かり消費税
4,320万円×100/108×8%  =320万円(A)
支払消費税
(1,728+1,080)×100/108×8%=208万円(B)

差引き消費税納税額

(A)-(B) 112万円

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このページは、アイネックス税理士法人が2005年2月 1日 02:39に書いたブログ記事です。

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