消費税納税額の計算方法の原則は、「預った消費税」から「支払った消費税」を差引くことにより計算します。
- 消費税の納付税額=課税期間中の課税売上等に係る消費税額(預り消費税)-課税期間中の課税仕入等に係る消費税額(支払い消費税)
具体的に以下の例で計算してみましょう。
*消費税は正確には、国税(6.3%)部分と、地方消費税(1.7%)部分を別々に計算することになりますが、単純化するため税率8%で計算しています。
(単位:万円、税込経理)
課税取引 | 4,320 |
---|---|
仕入高(課税) | 1,728 |
人件費(不課税) | 1,000 |
経費 (課税) | 1,080 |
経費 (非課税) | 20 |
差引き利益 | 492 |
預かり消費税
4,320万円×100/108×8% =320万円(A)
支払消費税
(1,728+1,080)×100/108×8%=208万円(B)
差引き消費税納税額
(A)-(B) 112万円
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